ロードバイクに乗るとは・・・。

ここ数日、僕の友人TON氏が熱い!!!
数年前から乗りたがっていたロードバイク(自転車です)
を本気で購入する気になったようだ。
僕がマウンテンバイクからロードに移って3年、
この間、彼は何度か購入する気にはなったのだが
なかなか踏み切れないでいた。
しかし期は熟したようで、今回は本気のようだ。
彼とは20数年の付合いで、共に波で泣き笑いしてきた大切な友人だ。
そんな彼がやる気になったのは実に嬉しい。
このチャンスを逃がすまいと先日、
早々に僕のキャノンディールに試乗してもらいロードバイクとは
どんなもんなのか実感してもらう事にした。
ロードは自転車で有りながらそれでないと、僕は言い切れると思う。
普通の自転車は快適に乗る事を一番のコンセプトとして製作されているが
ロードバイクはまったく乗り手の快適さなんて考えてなんかいない!!!
いかに早く走るかの一点張りで、無駄が一切無い非常な乗り物だ。
僕もこの3年間、雨が降らなければほぼ毎日30Km近く走ってきたが
やっと今年になって自転車と体がくっ付いてきたような気がする。
簡単に言うと自転車に合せた体作りが出来てきたということで
なかなかそれが難しい。
一番苦労したのは骨盤を立たせた状態で乗れるようになる事だった。
これができないとロードバイクの一番の長所を生かしきれない、
激坂、向かい風、上ハン、下ハン、手放し、
どんな状態でも骨盤を立たせるには、細かい筋肉と柔軟性が必要で
これを身に着けるのに僕は2年かかってしまった。
毎日走る距離が少ないので致し方ないとは思うけど、
ちょっと時間を使いすぎた気がする。
ここで話をTON氏に戻そう
試乗から帰ってくるなり
「自転車乗りは Mだ!Mだ!・・奪われた・・!!」
意味不明な言葉を吐きながらニコニコだった彼。
僕は思った「あんたこそMだ!!」
細かく感想を聞いてみると、腕の筋肉が痛くなってしまったらしい
普通は自転車乗ったら足でしょ・・と思うけど
これホント、最初二の腕の筋肉が痛くなるんですよ。
これこそまさに骨盤が立っていないとなっちゃう、摩訶不思議な現象で
彼の腕力が弱いのではなくて当たり前なことなんです。
ロードバイクはハンドルが低いのでかなり前傾姿勢になります
そうなると上半身の重さが両腕に掛かりその状態で1時間乗っていたら
当然腕はパンパンになっちゃいます
そうならない為に、骨盤を立たせてそこから上の背骨で極端に
体を前下方向に持っていきます。
そうする事によって腕に余計な負荷が加わらずに快適に走る事ができるようになります
そのポジションが取れて初めて心拍数やペダルの回転数、軽量化
なんて話になってくるんだと僕は勝手に思っています。
話がまたそれたのでTON氏に戻します
僕はもしかしたら試乗した乗り心地の悪さから諦めてしまうのかと
密かに心配に思っていました。
でも彼は、諦めませんでした!!男ですね。
それどころか総額30万円くらいで一式そろえると豪語しはじめました。
な、な、なんと強気な・・・。
彼の思いは重々分かります、
が!!ただ!!ね。
僕には一抹の不安が・・・
僕は、彼の奥さんとは彼と同じ位の長き付合いで・・・。
もうこれ以上は書けません。

別れ際に彼が一言
「何かあるといけないので24時間体制でスタンバイしといてくれ・・。」

おいおい、もしかして僕も24時間体制でスタンバイして
奥さんに謝らないといけないの・・・・・・。