忘れ物

このところの疲れのせいなのかな〜
週末は完全にダウンしてしまった。
熱、咳、鼻詰り、ついでにお腹まで痛くなってさ
もう朝からグタグタ、それなのに上手く眠れず
何か読み物はないか家の中をゴソゴソ。
もう20年以上前に読んでいた紐にくるまれた本の塊発見。
捨て忘れていた単子本・・・・・。
「ウィンディー1・2、チャンピオンライダー」泉優二
あ〜懐かしい。
10代後半、茅ヶ崎で一人暮らししてた時に何度も読み返していた
僕のお気に入りだった本だ。
41歳になった今の僕の目から見てどんな感じなのかな〜
内容は、充分頭に入っていたつもりで読み進めたんだけど
これまでの僕の記憶していた内容とかなりズレが生じていた。
ストーリーはなんら変わらないのだけれど
主人公「杉本敬」の葛藤がまったく違って感じられた。
20歳で単身ヨーロッパへ
世界グランプリチャンピオンを目指して
ロードバイクレースに挑んでいくお話なんだけどさ
なんだか・・・・泣けたね。
ストーリー序盤の彼がまだ若くて尖りに尖っていて
周りの人間をどんどん傷つけちゃうんだけど
昔読んでいた時は、バカだな〜もっと大人になれよ!
みたいな感じで読んでいたのに、今読み返すとさ
う〜良いんだよ。良いの。良いの。
若いうちは、どんどんやっちゃいなさい。
みたいな・・・。
あ〜若さって良いな。
この話は、主人公は変わるんだけど続編があってさ
確かこれまた熱いお話だったんだよな〜
よ〜しこの際、泉優二さんのその他作がまだ紐にくるまれているので
もう一度読み返してみよう!!
気分が凹み気味だった僕には、ちょうど良い活性剤だな。
そう思う最近変におっさんきどりで読んでいた
村上春樹真山仁東野圭吾大沢在昌近藤史恵・・・etc。
確かにみんな面白いんでけど、現実に近すぎるみたいだ
本の内容云々というよりは
読んでいた時代の自分の感性を垣間見る事ができるのが良いのかも知れないな。
何も背負ってなくて、未来のことしか考えていなくて
不安定だったけど楽しかった頃をさ・・・・。
それにしても、今は重過ぎる!!!!